はじめに
Rsh-12はリボルバーハンドガンでありながら、PS12B(貫通46ダメ102)のごんぶと鉄パイプを発射できる破壊兵器です。その破壊力は圧巻の一言で、クラス5アーマーも確率でワンパン*1という、常人が気軽にパナせるものとしてはほぼ最強の単発火力と言っていいでしょう。
接近戦でも強力ですが上部に30mmスコープを付けることができるため、ワンチャン狙撃もやれそうと思った方も多いでしょう。(異論は認める)
この記事ではRsh-12の運用上の注意や簡単な精度検証などを雑多にまとめていきたいと思います。
もくじ
ダブルアクション時の精度低下の話
これは全てのリボルバー武器共通の仕様ですが、ダブルアクション時は以下の特性を持ちます。
- クリック連打で連発できるようになる
- 武器ごとにFire Rateに限界があるので連打めっちゃ頑張っても無意味
- クリックから発射までに僅かにタイムラグが生まれる(気がする)
- ダブルアクション時に精度が著しく劣化する
このうち特に問題になるのはやはり3番目の精度劣化についてです。いままではリボルバー武器で狙撃とか考える狂人は(多分)いなかったのでそこまで問題ではありませんでしたが、Rsh-12の登場によって考える必要が出てきました。
ぶっちゃけどのぐらいの精度でるのか
シューティングレンジで20mの的をスコープ付きで狙った写真を見てみましょう。
20m シングルアクション 5発
20m ダブルアクション 5発
ダブルアクション時もきちんとリコイル回復を待ち、一発ずつ真ん中を狙って撃った結果がコレです。ダブルアクション時は正直狙撃に耐える精度ではないでしょう。
一方シングルアクションについてはまあまあまとまっています。武器のMOAが約6.9でこれはMP7よりちょびっと良い、という程度です。亜音速弾かつ微妙精度ということで長距離はかなり無謀ですが、とりあえず50mで撃った写真も見てみましょう。
50m狙撃テスト
50m シングルアクション 頭5発、胸5発
う~ん、やれ……なくはないかなあ、というのが個人的な印象です。
自分も相手も静止した理想状況でコレなので、まあいけなくはなさそうです。止まってれば多分顔の何処かには当たってくれると思います。
弾速はほぼ基準弾通りなので、ゼロインが適切なら落下についてはほぼ心配いらないです。亜音速ゆえにゼロインがシビアな点*2には注意しましょう。
おまけ:他のリボルバーはどんな感じなのか
そもそもEFTのリボルバーに実戦級の銃は殆どありません。今期あなたがライノーに何回殺されたか数えれば、自ずと誰も使ってないことがわかるでしょう。
一応、ギリギリ実戦級であると思われるMTS-255-12(リボルバーショットガン)にAP詰めて比較した物を貼っておきます。
20m シングルアクション 5発(AP-20)
20m ダブルアクション 5発(AP-20)
全体的に上に飛んでるのは20mを等倍で狙っているので僕の腕がガバな可能性もありますが、AP-20スラグの初速が早すぎて着弾点とゼロインがズレてるからです。
弾について
基本的にPS12B以外は無価値です。他は低貫通高ダメ弾ですがリボルバーの性質上装填数とDPSは絶望的であり、実質PS12B一択といえます。
リボルバーじゃなければという誤解がありそうですが、Ash-12で連発するにしても基本はPS12B一択です。12.7x55口径はPS12B以外はゴミカスという認識で大丈夫です。
執筆時点ではトレーダー売りは無くなっており、収奪かクラフト限定入手となっておりますので結構な貴重品です。頑張って作りましょう。リボルバーに5発装填した後は予備弾をポーチインしておけば死亡時のコストを減らせます。ただしこの場合、インベントリを開いて予備弾を銃へドラッグする操作が必要になるので移動しながらの咄嗟のリロードはできなくなります。
どのように運用するべきか
弾、本体、スコープを含めると7-8万以上のコストがかかるため、サイドアームというよりはメインウェポンとして運用するべきでしょう。
- 敵の装備をそのまま奪える。敵が銃2本持っていても奪える
- 銃身が短く秘匿性が高い
- クラス5でもおよそ胴撃ち1~3発以内に倒せる火力
- リロードにリグもマガジンも要らない
- 弾が非常に高価
というこのような性質を考慮するともう答えは一つ。軽装でこれ抱えて出撃し、油断したCHADを叩くRatウェポンとしての運用がおススメです。間違っても正面から格闘する武器でないことは明白です。古のEFT市民には懐かしいかもしれませんが、現代に蘇ったハンターマン*3のような運用ができるでしょう。
ただし装填数は5発しかないので、1~2発でCHADを抜けるエリートRatになってからがいいでしょう。鍵部屋前でかくれんぼでもしますか。
最後に
Rsh-12をチョロっと運用してみたので記事を書きました。概ね20~30mの近距離で倍スコヘッショできるハンドキャノンという印象で、思ったより運用感は良かったです。弾がポーチインできるのもメンタルに良し。
ただやっぱ装填数5発でサプなしなので仕留め損ねた時の絶望感は大きいです。不意の接近戦も、ダブルアクションで連発するより頭狙ったほうが生存率が高く、面白い武器ではありますが万人向けでないことは明らかでした。
とはいえ素晴らしい単発火力を相手に叩きつける武器なのでロマンはあります。相手の武器が2本だったときに武器捨てなくていいので助かるという面もあります。
撃って隠れて撃つ、を意識して是非シングルでも運用してみてください。
僕が書いたタルコフ関連記事は以下にまとまっているのでよろしければこちらもご覧ください。
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おまけ:今更ですがシングル、ダブルアクションて何?
少なくともEFTに登場するリボルバー銃は、シングルアクション時は
- 親指でハンマーを起こす(と同時にシリンダーが回転する)
- トリガーを引く
- ロックが解除され、ばねの力でハンマーが勢いよく戻り、弾の底を叩く
- 火薬が爆発して弾の先端がぶっ飛ぶ
という手順で発砲が行われます。トリガーがハンマーのロック解除 = 一つの仕事のみを行うためシングルアクションと呼ばれます。
対してダブルアクションは
- トリガーを引き始める
- トリガーの力によってハンマーが持ち上がる(同時にシリンダーが回転する)
- トリガーを引ききると、ばねの力でハンマーが勢いよく戻り(以下略)
という具合に、ハンマーをわざわざ起こさなくてもトリガー引くだけで撃てます。ハンマーの準備と解放、トリガーが二つの仕事をするためダブルアクションと呼ばれます。
ダブルアクションの方がどう見ても便利そうですが、ハンマーを起こす仕事がある分トリガーが重く、トリガーの移動距離も長くなります。
トリガーの移動距離が延びるという事は、指に力を込めてから発射されるまでにタイムラグが伸びることを意味します。また、より強い力を籠めなければならないので正確な射撃が難しいそうです。筆者は実銃撃ったことないのでわかりません。