赤いセガ信者のぶろぐ

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EFT タルコフ v0.13.1におけるヘルスシステムの変更

検証のための細かい注文と共に鉛玉を食らい続けるお友達

はじめに

先日v0.13.1がリリースされました。ネットワーク周りの強化、それにまつわるストリーツの最大人数増加など、こまごましたパッチだと思っていたのですが

Reduced damage to blacked-out limbs by 30%

真っ黒になった手足へのダメージが30%減る、という衝撃的な内容が含まれていました。これは実際には腹部のダメージも70%減っているため、全ての壊死部位で受けるダメージが以前の70%になっているということになります。今回はこれについて雑多な考察や検証をしてまいりましたのでまとめていきます。

パッチノートはコチラ

もくじ

こまけえ数字はいいからどうなったか教えろ派の人向け

  • 足の壊死ダメが以前の腕壊死ダメと同等になった
    • KS-23足ワンパンにSharp10+フルヒットが必須になった(Sharp25ではダメ不足)
  • 腕の壊死ダメは元々70%だったのにそこから30%減った(49%になった)
  • 腹も減った
    • 12gauge腹ワンパン出来なくなった
  • 足で削り切る場合に必要なダメージは概ね570くらい

新世界における部位ダメージ

まず、EFTにおいては壊死していない場合は手足補正などはありません。
壊死部位にダメージを受けた場合、またはダメージを部位が受けて壊死した残り、が分散ダメージとして全身に入りますが、部位補正はこの分散ダメージにかかります。
分散ダメについては依然まとめたものがあるので、興味があったらこちらをご覧ください。

www.oarzet.red

さて、この分散ダメージにかかる部位補正を新旧で比較して見ましょう。

部位 いままで v0.13.1 備考
100% 70% 以前の腕と同等になった
70% 49% マ???
150% 105% 12ga腹ワンパンが不可能に

腕と腹は相当に固くなりましたね。特に腕はKS-23ワンパン不可になり、腹の12gaワンパンもできなくなりました。
レグメタおじさん、見てるか? 僕は泣いてるぞ。

新世界における影響

アーマー

腕メッチャ固いので、腕アーマーいらないのではと思います。(特に接近戦)
腕にかすったら大事なClass6が傷付いちゃうからね。腕プルプルデバフがあるのですが、接近戦で影響するのはグレ精度ぐらいだと思ってます。どうせジューシーCHADDDD諸氏は腰だめフルバでしょ?

あとは腹ダメ倍率が無視できるレベルになったので各種リグや、ぶっちゃけスリック大先生の価値は相対的に上昇したと言えるでしょう。

レグメタ

ド密着ワンパンは相当厳しいです。間違いなくアルティンCHADは相対的に強化されたといえます。アーマーへの投資がある程度有効になったという前向きな書き方も一応あります。

以下の条件を元に軽く試算してみましょう。

  • 敵は全く元気である(一度もダメージを受けていない状態)
  • 弾は両方の足を壊死させる
    • 両方の足が壊死するまで、両方の足に当たる
    • 両方の足が壊死した場合、どちらに当たるかは問わない
  • 現状のシステムと肉ダメ弾であることを踏まえ、破砕や貫通は考えない

前述の通り、部位倍率は壊死後の分散ダメにしか適用されないので全て1本の足にヒットした場合と、両方にヒットした場合では与えるダメージが若干違います。
この前提の場合、両方の足合計130を削った後のこり、310を70%の補正で削り切ることになります。これを計算しますと

65 + 65 + (310 * 1.42) ≒ 570

となり、足狙いはだいたい570ダメ削り切る必要があります。

例えばSMG代表格の9x19 Quakemaker(85ダメ)なら足に7発必要です。7発命中というのはEFTキルタイム基準だとクソ一杯と思ってよく、そんなことするくらいなら素直にメタ弾で上半身狙ったほうがいいんじゃねえかみたいな感じになってきます。

これの割を一番食ってるのは間違いなくUMPでLasermatchで8発、ハイドラで6発必要っぽいです。低レート、25連マガジンという現状においてはさらに序盤向けの武器になったと言えるでしょう。RIP撃つならVectorでええよな!

レッグメタは死んだのか

かなりきつくなったのは確かですが、ワンパン狙わなければガチのレグメタなら死んだとまでは言えないかもしれません。
12gaならもともと直撃2発だったので想定はさほど変わっていません。どうせ実戦では2~3発かかるので皆さん連打しているでしょう。
SMGでガチの足狙いだとほぼ多段マグVectorMP5、P90あたりになると思いますが、これらは元々のレートの高さもあって必要弾数が1~2発増えても殆ど影響ないです。マガジン容量にも余裕があります。
変にかっこいい縛りを設けてハンパな銃で足狙うとかなり泣ける事態なのは確かです。多弾マグないKedrとかMP9とかは命中率次第で倒しきれない場面も出てくるかもしれません。

あと現状だと12gauge RIPは265ダメなので確定3発になってしまい、無事死にました。遠距離でも足3発で倒せて強い、とか言い出したらAP-203発叩き込んだ方が絶対勝率いいです。

接近戦のメタは変わるのか

変わりません。事あるごとに書いていると思いますがEFTの接近戦は瞬殺が絶対的な基本です。もともとレッグメタというのはアーマーを無傷で貰うための奇襲戦法に近く、今も昔もこれからも流行の最先端になる事はないでしょう。もし流行るならみんなもっとクソアーマー着るよね。
ただ、後述してありますがアームガードが若干強化されたことにより正面からの胸狙いは僅かに弱体化しています。

そういえば、アームガードってどうなんだっけ

EFTにおいてはアームガードという概念があり、正面から胸を狙った弾は大体腕に吸われます。

ちなみに撃ち方次第では顔をガードすることもできる

アームガードの仕様について簡単にまとめると

  • 壊死の有無に関係なく、弾はまず腕にダメージを与える
  • 貫通20以上くらいから、腕を貫通する可能性が生まれる
  • 貫通した場合は若干のダメージと貫通減衰のあと、後ろへ貫通していく
    • メタ弾の場合減衰は概ね数%~10%ほど

となっております。メタ弾接近戦の場合、腕が壊死していると

  • 腕ヒット、腕の分散ダメージで全身に(当然胸にも)ダメージ
  • メタ弾は貫通30以上あるので大体腕は貫通、ちょっと減衰
  • 後ろのアーマーにヒット
  • メタ弾は相手のアーマーを大体抜けるので貫通、ちょっと減衰
  • 胸に直撃

となり、分散ダメと直撃ダメで2回ダメージが入ります。今回の仕様変更によりこの分散ダメが70%になったので正面からの胴体狙いは僅かに弱体化しました。
大抵のARで1発増えてる他、M80が腕 -> 胸でワンパン、みたいなことが多少は起きづらくなってるのかなと思います。(未検証)

一方、貫通一桁台の弾、ザコSMG弾や散弾などは腕貫通出来ないので、貫通さえされなければ壊死の有無問わずアームガードで防ぐことが可能です。
この時のダメージは本来の49%になっていますので、SMG相手には多少は長生きできるかもしれません。

まとめと感想

殆どの状況においては、レグメタキルに必要な弾が1~3発増えるにとどまっています。比較的イタイ変更ではありますが、思ったほどガチSMGレグメタへの影響はありません。とりあえず先手取れば倒せました。そんな人がどれだけいるかは知りませんが。。。
概ね、KS-23ワンパンを禁止するためのアプデと言ってよく、以前の胸ヘルス変更同様にCHADストリーマー配慮調整だと個人的に思います。まー、腕ワンパンは確かにクソゲーという説はあると思いますが、それが嫌なら6A着なさいみたいな装備メタがあって個人的には好きな仕様でした。
一応腹ワンパンと足ワンパンはまだ残ってるので、Slickはまだまだぶっ飛ぶリスクあります。

依然として足狙いは出来なくはないですが、概ね570くらいのHPを削り切る覚悟が必要になりますので、CHADを分からせる際はできるだけ高ダメージの弾を撃ちましょう。

僕が書いたタルコフ関連記事は以下にまとまっているのでよろしければこちらもご覧ください。

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