赤いセガ信者のぶろぐ

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EFT 0.12.11におけるヘルスシステムの変更

はじめに

0.12.11中期ごろより、弾のダメージ計算方法が変わりました。以前けっこうまとめた記事の一部が陳腐化したので、ここで改めてまとめていきたいと思います。

目次

どのように変わったかまとめ

  • 壊死した部分に入るはずだった分散ダメはいままでは切り捨てだったが、他の部位に正しく分散するようになった

    • 弾の性能上のダメージが、正しく全体HPから引かれるようになりわかりやすくなった
  • 結果としてレッグメタのダメージ量が増えた

    • 従ってレッグメタ高貫通クソエイムのキルタイムが短くなりました(buff)
    • 胸とヘッショは殆ど変わりありませんが、アームガードが弱体化したので、胸撃ちは全く恩恵がないわけではないです

0.12現在のダメージ計算方法

クリティカル、フラグメントはないものとします

  • 着弾した部位のダメージ倍率を弾ダメージにかけ(腕0.75、腹1.5、他1)これを「受けるべきダメージ」とする
  • 着弾部位のHPを「受けるべきダメージ」ぶん減らす。「受けるべきダメージ」を、HPを減らした分だけ減らす
    • 着弾部位のHPは0より低くならず、「受けるべきダメージ」は次の計算に持ち越し
  • 残りの全部位に対して「受けるべきダメージ」に、壊死してない全ての部位の最大ヘルスを分母とした分散ダメージ倍率(以下参照)をかけたぶんだけ減らす
  • 頭か胸のHPが0になったら死亡、そうでなければ生存

参考:どこも壊死していない場合の分散ヘルス倍率

部位 分散ダメージ倍率( 部位最大ヘルス / 合計最大ヘルス440 )
0.079
0.197
0.159
0.136
0.147

以前の比較と詳しい解説

20/70 RIPを例にした説明

以前の計算では、RIP(ダメージ265)を全快状態で足に叩き込んでも170程度のダメージでした。
理由としては、壊死した足に割り振られるはずだった分散ダメが切り捨てられていたためです。
今回の仕様変更では、壊死した足に割り振られるはずだったダメージが計算上残り、他の部位へ割り振られるので常に弾の性能と部位補正だけでダメージが通るようになりました。
以下の画像の通り、RIP直撃で正しく265ダメが与えられるため、悲願の二撃決殺が(実践するかはともかく)可能になりました。

f:id:orzlabo:20211031020423p:plain
正しく表記通りのダメージを減らすようになりました

影響分析

細かい計算はともかく分散ダメが上がった、という事実だけ考えれば簡単です。

レッグメタのキルスピード向上

僅かにですがキルタイムが早くなります。RIPなどは極論ですが、SG系の多くのクソスラグで3発以内が視野になります。SFなら220ダメなので二撃決殺。
散弾の方が近距離で汎用的なのでPMCで使う理由は特にないでしょうが、SCAVで引いた時に足狙いも一興かもしれません。
レッグメタの地位が上がった一方でヘッショには無影響です。胸狙いは分散ダメが上がったのでアームガードが弱くなり撃ち合いなら多少マシになりました。

低貫通弾の性能が相対的に向上

WG、HPなどのAR低貫通弾、いわゆるクソ弾の価値が相対的に、僅かですが、向上しています。
例えばWG(85ダメ)を例にとると足で殺しきるには6発必要ですが、855a1でクラス5アーマーを抜くのに3-5発かかることを考えると足に当て続けられるならまあやってもいいきがしてくるかもしれません。
脚で殺せばアーマーは無傷でもらえますし、クソ弾で倒された相手からファンメールも貰えるかもしれません。
ほかにも拳銃系肉体弾(ハイドラとクエイクメーカー)も、以前のRIPと同等のキルタイムになっています。SMGのレートなら誤差ですがハンドガンマンな貴方に。

まとめ

アーマーの衝撃ダメージ増加、分散ダメ増加、と、高貫通弾(所謂メタ弾)以外が恩恵を受ける調整が最近のトレンドのようです。
個人的には初心者が下克上出来たり、足が吹っ飛んだら潔く死ぬ世界は好きなのでいい調整だと思います。アーマーが欲しかったら足を狙いましょう。
レッグメタのキルタイムが高貫通 vs クラス5と同等になる事を意図した調整ではないかと個人的に思います。
とはいえ遮蔽物やレレレの関係で足に当て続けるのはやってみるとしんどいです。皆様、用法容量を守って皆様楽しいレグメタを。

他にもタルコフ関連の記事を書いていますのでよければこちらをご覧ください

www.oarzet.red

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