はじめに
パッチノートはここにあります。
一杯あるし、実際に触ってみないと分からない部分もあると思うので、個人的に気になったところを拾って感想を書いていきます。
ちなみに新武器のSTM-9についてはかなり辛辣に書いているのでSTM-9信者は読み飛ばした方がいいかもしれません。
感じたことを適宜追記していきます。
Steam Audio
何はなくとも音周り。音に奥行きや反響のようなものが感じられ、遠近や左右、特に前後がかなりわかりやすくなりました。
ただ、至近距離の銃声が移動しているとやや不自然に聞こえます。
具体例をあげます。ある地点で自分が発砲すると、発射音と残響音が鳴ると思いますが、その状態で前にダッシュすると残響音が後ろから聞こえます。
音の発生源から残響音がなるような処理になっているらしく、レレレすると自分の銃声の残響が左右から聞こえてちょっと不自然かもしれません。
とはいえトータルで見ればとてもいい感じの音になっているのでかなり没入感が上がりました。
新アイテム
AFAK
400HPある1マス回復。IFAKの完全上位互換ですが300ドルとかいう強気の価格設定が気になります。
また、一回の回復が60までなので瀕死からの全回復には2回必要だったりとかなりアヤシイ性能です。
マスあたりの性能は優秀ですがグリズリー級に高く、ファスナー音が気になり、何よりサレワ2本くらい買える値段なので僕はサレワでいいかなと思いました。
CAT
Hemostat(3回使える止血剤)の1回バージョン。止血帯に比べて使用時間が早いが一回しか使えない。つまりHemostatの劣化版。
劣化版ではありますがピスキLL1から店売りなので、最序盤にクラフトも購入もできない際に止血帯の速度と音に納得がいかないという際には出番があるかもしれません。
止血帯とHemostatの性能に開きがありすぎたので、そのギャップを埋めるアイテムと言えます。CARみたいなもんです。サレワが出てくるまではCARも使えるでしょう?
新装備
7.62x39 MAI AP
ダメージ46、貫通58、アーマーダメージ76%らしいです。ツエーっちゃツエーですが個人的には微妙な評価です。
クラス5に対しては減衰込みでも多分2発、ショボく見積もっても3発です。Gen4 Assultに対して胸2発でした。一見強そうですが、BPでもクラス5は2-4発以内なので実はそこまで極端な差があるわけではないです。なのでこの弾はほぼ対クラス6想定弾であり、クラス5に対してはやや性能過剰です。
ただしアルティンに対して非常に有効な点は画期的です。BPだと初弾貫通が5割くらいなので、AP使えばSKSでアルティンをワンパンすることが出来るようになりました。
クラス6を想定するか、兎に角アルティンを分からせたいならAP、クラス5まで想定ならBPで使い分けるといいかもしれません。
5.56x45 SSA AP
ダメージ36、貫通56らしいです。初速が4%程上昇、貫通が6%上昇した代わりにダメージが10%落ちたM995です。
一見するとクソ微妙に思われますが、貫通が53のM995はクラス6貫通率が23%なのに対し、貫通56あると45%くらいまで上昇するようです。
なのでこの弾も対クラス6を見据えた弾で、クラス5に対しては性能過剰です。
初速も995との差は微妙ですが、M855a1比較だと10%以上早いため狙撃に向くという見方もできますし、ゼロインズレてキツイという見方もできます。ADARにぶち込んでみたら初速997m/sとかになったので15%くらい早いです。
あと、チョットダメージが低すぎるので減衰込みでクラス5をヘッショワンパンできるか若干アヤシイです。あとで検証しておきます。
検証してきましたが、やはりダメージ減衰でアルティンワンパンではありませんでした。狙撃運用を想定している方はお気を付けください。
ついでに検証したのですが、M995もアルティンワンパンではありません。
STM-9
セミの9mmライフル。個人的にはSaiga-9のアプグレ版、つまりゴミをアップグレードしたものなので所詮ゴミです。
巷では精度が良いとかなんとか言われていますが追加出資してロングバレルに変えないとSaiga-9より精度が悪いです。
ロングバレルであればMOA1.5前後あるので確かに全体的に見てもいい方ですが、所詮9mmなのでお前は豆鉄砲でどこまで遠くを撃つ気なんだという感じです。
MOAでどのぐらい弾が散るのかは、以前少し検証した記事があるのでこちらをご覧ください。見ればわかりますが、50mなら2でも1でも殆ど変わらんです。全く差が無いとは言いませんがこんなもんです。
このスペックでSkier LL2で店売りされても、LL1の時点でSaiga-9が半値で買えるのでセミで9mmをそこそこ精度で撃ちたいならSaiga-9でいいです。
というかLL2時点だとロングバレル店売りしてないので精度気にするならSaiga-9持ったほうが良いです。そんな距離で戦わないと思いますが。
従って、この銃を必要としている人は
- 15万前後のフルカスタムが苦にならない
- Saiga-9のMOA2.4では満足できない距離で9mmを撃ちたい
というような思想であり、ド変態もいいところなので普通の人はSaiga-9使ったほうがいいです。
これだけ書くと誤解されがちですが、Saiga-9も十二分にクソ武器なのでむしろ無理して9mmをセミで撃たなくていいです。
7N31をセミで撃ててツヨイーとか言い出したらRFBでM80撃った方が安くて強いですよ! スゲェ騙されています! 還付金詐欺とかに気を付けてください。
STM-9がSaiga-9に明確に勝っている点
- 購入時点でサイトが乗る
- 購入時点で一部グリップが付く
- 発砲音がスーパーイケメン
- Glockの50連マガジンに対応
- フルカスタム時の性能
STM-9が明確にダメな点
- そもそも比較対象にSaiga-9が出てきている
CSA
全人類待望(異論は認める)のクソ安3マスリグです。
3マスが2個ついているのがとても偉いです。Saigaの10連マグや各ARのロングマガジンがアルファなしでも運用可能になりました。これはとても画期的なことです。
ラグマンLL1から店売りっぽいので次シーズン以降は序盤からロングマガジンを運用する姿が見られることでしょう。
なんか黄色いオモチャが付いてて微妙に目立つ気もしますが、まあ気のせいでしょう。
3マスに目が行きがちですが、2x3サイズで10マス分スロットがあるためかなり荷物圧縮できます。ハイドアウトの整理でもけっこう活躍しそうです。
Takedown
3x8マスのカバンです。ラグマンLL3から現金売りのようですが、+3000Rubくらいで5x6のTri-Zipが買えちゃう点が気になります。
4x4のアイテムをレイドで拾うことなんてあんまないので意外と便利そうです。ただ、長い武器拾ったら装備して持って帰ったほうがラクなので、モシンが一本入るよりAKを2本並べて入れたほうが嬉しい状況が多いと思います。つまり横4は欲しいので、僕は多分使わないです。
一応、本体サイズ3x7で容量が3x8なので3マス分荷物圧縮できなくもないです。ただ現状はなぜかTakedownの中にTakedownを入れられない仕様になっています。(設定ミスな気もします)
もしTakedown in Takedownが可能になれば、理論上は店売りで買える無限のスタッシュが獲得できます。3マスずつしか物が入らないのと、無限に深くなったTakedownを掘り起こす作業を許容できるならですが。
オマケ: 4x4で価値のありそうなアイテム
- アーマーリグ(M1かTacTecあたり)
- 一部アーマー(Gen4 Full、フォートアーマーなど)
FP-100 Filter Absorber3x3でした
オマケ: アイテム整理での活用事例
ちょうど4x3アーマーが2個入るので、THICCにぶっこんでいいアーマーを貯め込むのに使えます。一応6SH118(一番デカいカバン)でも同じことが出来るんですが、クラフト込みでも結構高いので、Takedownなら1/5くらいのコストで整理できて結構よさそうです。
こんな感じでBlackjackの中に2個ぶっこむと、ちょうど中が48マスになり、3x4アーマーをちょうど4個収納可能です。35マスで48マス収容可能でかつ3x4が4つとキリがいいので、いいアーマーが余ってしょうがないという人は試してみるといいかもしれません。それを着てレイドに出ろ、というツッコミは野暮というものです。
Gunslinger
ピルグリの下位互換ですが、同時に追加されたTakedownよりは使ってもイイカナー、という気になるカバンです。現金売りなのでピルグリ在庫が無いときとか、クラフトがめんどいときに使うのもアリでしょう。
長い武器は装備して持って帰るかパーツ抜いて捨てるのが基本なので微妙に持て余しがちですが、目立ちにくいしバーターいっぱい入るし店売りしてるしで、気軽に装備してお出かけできると思います。装備した際の見た目も、横幅がAttack2より小さいので精神的負荷が小さいです。
ただ、中が区切られてる都合でB in B(バッグインバッグ)できないうえに荷物圧縮もできないので過度な期待は禁物ですし、取っとくようなものでもないと思います。
Azimut
12マスで20マス入る優秀なリグです。重さもそこまで重くないのでTritonとCommandoの上位互換と言っていいでしょう。
店売り解放がラグマンLL2からとそこそこ早いのもうれしいです。ただその時期だとTritonが3万で、そこからさらに+1万という値段がすこし気になる部分です。1万払って縦2マスが二つ、と考えると得しているのかどうか微妙です。まあマス単価2500Rubなので、なんか拾って帰れば問題ないでしょう。
一応、ラグマンLL3以降には同価格帯にBlackRockやMK3などの優秀なリグがいるので注意です。BlackRockは2マスが少し少ないですが代わりに4マスが一つあるので差別化はされています。
変更や調整
Endurance弱体化
エリートまで上げた際のスタミナ上昇量と、エリートボーナスがそれぞれ半分になりました。
今まで4倍(+300%)だったスタミナが2.5倍(+150%)になったため、Strength弱体化を考慮しない場合ガンダッシュできる距離が以前の6割ほどに下げられた形になります。
開幕マラソンゲーだったのでこれで序盤の展開が変わるかもしれませんし、ただ単にSJ6が値上がりするだけかもしれません。
Strength弱体化
ジャンプ力や移動力のボーナスが最大30%から20%になったようです。最大130%だったジャンプ力が120%になったので8%程弱体化です。殆ど変わらない気がします。
誤差なので調整意図が良く分からないんですが、例えばSJ1(Strength+20注射)利用でとても良くないところにジャンプできるとかそういう問題があったのかもしれません。
SCAVの弱体化
最初の反応がめっちゃ遅くなりました。
交戦中の命中精度みたいなのはそこまで変わってないような気もしますが、兎に角最初の反応が本当に遅いです。こちらを視認してから1秒ぐらい経過して、ようやく声を出して、それから発砲、という形になります。
SCAVは撃たせず倒すが大原則なので、こちらが適切に反応していれば大体即殺できるのではないかと思います。
相変わらず、胸を基本として上半身を撃ってくるので、散弾ヘッショは相変わらず発生するでしょう。
まとめ
0.12.10の具体的な感想で気になるところをピックアップしました。STM-9のバレルはリリース直後は売り切れていましたが、今は全然買えるので察してください。
音周りのQoLはかなり改善した気がします。
他にもタルコフ関連の記事を書いているのでよかったら見ていってください。