始めに
EFTにはAKとその派生形が全部で19種類出てきます。
どう考えても多すぎるのですがロシアのゲームなので仕方ないです。和ゲーでサムライがいっぱい出てきたり三国無双で武将が一杯でてくるみたいなもんでしょう多分。
さて、AK系列はいっぱい出てくるのですが、当然それらは微妙に性能が異なり、パーツなども互換性があったりなかったりします。
さらに、いっぱい出てくるのでSCAVなどから入手する機会も多いです。性能について多少は知っていたほうがいいでしょう。
ここではいっぱい出てくるAKをうまく分類して、弾の買い間違いやカスタムパーツ間違いなどを防げるようになりましょう。
まず接尾語を覚える
以下のアルファベットを覚えるとグッと分類しやすくなります
- oooM
- 近代化の意味
- AKM以外の近代化モデルは全てサイドマウントが付いているのでNの意味も含む
- oooN
- oooS
- 折りたたみストックモデル
- oooU
- 短縮モデル。短くて持ち運びやすく、エルゴが高い代わりにリコイルが強い
- ハンドガードなど一部パーツが短縮じゃないモデルと互換性がなくなる
例えばAK-74NはAK-74にサイドマウントが付いたモデルです。AKMNSはAK-47近代化モデルで、ストックが折りたたみ可能で、サイドマウントが付いています。
カスタムの幅で言えば、サイドマウントはあったほうが楽しいですね。
接頭語VPOに注意する
EFTの世界においてVPOとついた場合、基本的にハンティングライフルとなり、単発のみの銃になります。
登場するVPO4種のうち2種がこのゲーム初心者殺し筆頭となっており注意が必要です。
具体的にはVPO-136とVPO-209。この二つは以下の特徴を持ちます。
- 見た目がAKMと全く一緒。パーツもほぼ互換
- AKMと見た目一緒なのに単発しか撃てない(VPOだからと覚える)
- 連発できない分ちょっと安く手に入る
- 対応している弾が違う
- 対応している弾が違うのにマガジンが一緒
5番目の特徴により、対応していない弾をマガジンに入れて装着してしまうというミスが発生することがあります。
もちろん発射できません。銃が赤くなり使えなくなります。もし交戦中なら即死ですね。
これは他の銃では絶対におきず、VPO-136と209の間だけで起きる問題です。AKMに5.45のマガジンは刺さりません。
事故は怖いですが、以下のように武器の名前か、対応している弾の表示を見ることで確実にわかります。
どちらも安くて初心者の味方なので、持ち込む時点でどちらの銃か判別し、弾を間違えずに持っていくといいでしょう。
古い順に並べてみる
まず、今作に登場するAKの中で最も古い物が、7.62x39の大口径弾を使うAKMになります。
これは「世界で最も生産されたライフル」の異名を持つ伝説の殺戮兵器ことAK-47の直系です。
前述の接尾語の法則に従えば「AK-47M」なのですが恐らくAKで伝わるので47は省略されたのではないかと思います。
これにはナイトビジョンモデルと折りたたみモデルと両方モデルがそれぞれ存在します。
とまあ、このような感じで、古いAKMの系列から順に、新しいシリーズになるように並べてみました。
左ほど古い | AK-47系列 | AK-74系列 | AK-100系列 |
---|---|---|---|
固定ストック | AKM, AKMN | AK-74, AK-74N | |
折りたためる | AKMS, AKMSN | AKS-74, AKS-74N, AKS-74U, AKS-74UN, AK-74M | AK-101~AK-105 |
単発モデル | VPO-136, VPO-209 |
大まかに3系列が分類できればまずはOKです。
ちなみにNと書いていなくても、74M以降のモデル(前述の表参照)は全てサイドマウント付きです。AK-100系列もついていることになります。
共有パーツの見分け方
これらはAKファミリーなのでAK向けパーツを共有します。各系列で微妙に対応していないものもありますが、基本的な見分け方を紹介します。
グリップは全て共通
グリップは互換性が非常に高いので、RK-3などのお手軽高性能グリップを大量購入しておけば全てに使えます
ハンドガードやチューブなど
短縮モデルであるUモデルは専用のものが必要です。それ以外は大体互換なので転用できます。
ただしガスチューブに互換がないため、ガスチューブとハンドガードが一体となったHexなど一部パーツは互換性がありません。
ストック
AKMの折りたたみモデル以外は、折りたたみモデルと固定モデルでそれぞれ互換性があります。
AKMSとAKMSNはストックのカスタマイズができないため最終的な性能は他と大きく劣り、最終武器候補からは外れる事になります。
固定モデルは折りたためない代わりにより性能が高い2種の固定ストックが使える利点があります。
サイトやスコープ類
サイトを乗せるためのカバーやマウント類は大体互換です。折を見て買っておくとカスタムしやすいです。
PSO-1スコープやサイドマウントレールはサイドマウントがあるモデルでしか使えません。
マズルまわり
弾が一緒なら大体互換があります。AKM専用の高性能マズルがあるのでそれだけは注意が必要でしょう。
性能で分類してみる
前述した一覧表は、武器の種別による分類でした。これを、似たような性能になるように色分けしてみます。
左ほど古い | AK-47系列 | AK-74系列 | AK-100系列 |
---|---|---|---|
固定ストック | AKM, AKMN | AK-74, AK-74N | |
折りたためる | AKMS, AKMSN | AKS-74, AKS-74N, AKS-74U, AKS-74UN, AK-74M | AK-101~AK-105 |
単発モデル | VPO-136, VPO-209 |
色が同じ武器は、似たようなパーツでカスタムでき、最終的に似たような性能になります。
性能に注意が必要なやつらを最後に覚える
AKM折りたたみモデル
前述しましたが、AKMSとAKMSNはストックが変えられないので最終的な性能は大きく劣ります。
戦闘中は99.99%の状況で常にストックを伸ばして戦うため折りたためるメリットは皆無と言っていいでしょう。
AKS-74U系列
これらの短縮モデルはエルゴに秀でますがリコイルが大きいです。
そのためフルカスタムしてもほかのファミリーよりリコイルが大きくなってしまいます。
実戦では短縮モデルは狭い場所で取り回しやすいので利点はあるのですが、リコイルが大きいデメリットの方が注目されている感じです。
またAKS-74Uはハンドガードが専用の物を使うのでパーツの使いまわしもやや面倒です。
AKM系列
7.62x39を使う全ての銃に言える事ですが、7.62x39には貫通50越えの弾がないのでフル装備の相手にはやや苦戦しがちです。
クラス5までであればまあ戦えるので問題になること自体は少ないですが、貫通力に劣っているということは頭に入れておくべきです。
具体的にはBP弾でクラス5アーマーを54%くらいの確率で貫通です。AKファミリーは発射レートが低めなので格闘戦だとちょっと不利ですね。
ただし他の高貫通弾と比べるとダメージが高めなのでクラス5までならそこまで大差ないと思われます。
参考:各種高貫通弾の比較
弾 | ダメージ | 貫通 |
---|---|---|
7.62x39 BP | 58 | 47 |
5.45x39 7n39 | 37 | 62 |
5.45x39 BS | 40 | 51 |
5.56x45 M995 | 40 | 53 |
AK-100系列
AK-100系列は、それぞれ使う弾が違います。以下に分類しましょう。
7.62x39 | 5.45x39 | 5.56x45 |
---|---|---|
103, 104 | 105 | 101, 102 |
注目すべきはAK-101と102です。5.56x45 NATO弾を使用するAKです。輸出用に作られたのでこうなっているらしいです。
そのため高性能なM855A1やM995を発射できるのですが、性能はともかくマガジンが30連しかないのが厄介です。
VPO-209
この銃は.366TKMという弾を使います。これを使う銃はゲーム中に2種類しかないので使いまわしや保管はやや面倒といえます。
この弾は肉体ダメージが非常に大きい代わりに貫通力がクソ低いという特徴を持っており、AP弾以外は実戦で扱うのがかなり難しいです。
AP弾は火力も貫通力も非常に強力ですが精度とリコイルが3割悪化するデメリットがあります。
終わりに
AK系列を見分ける術をいろいろ解説しました。
要注意武器以外は基本的に弾さえ間違ってなければ人は殺せるので、最初のうちはわからなくてもそこまで問題ないと思います。
PSO-1を付けたいけどAK-74買っちゃったとか、AKS-74になぜかPTストックが付かないとか、そういう事故が起きたときにこの記事を思い出してもらえると嬉しいです。